共感コミュニケーションの勉強会 その①

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スタッフ潤子さんお手製のひょうたんランプとNVCで使用するニーズカード

街のイスキア訪問ナースステーションを開設するにあたり、ビジョンの中にNVC(非暴力コミュニケーション)の柱を立てていこうと考えていた。なぜなら、看護の仕事において絶対的に欠かせないものがコミュニケーションツールだからだ。

コミュニケーションを通して、私たちは人とのつながりを構築し、信頼関係を築いていく。信頼関係なくしては、人の家におじゃまして、ましてや心と体をケアしてもらうというのは、難しいことだと思う。

NVCは、人とのつながりを大切にするもので、それぞれにあるニーズ(自分にとって大切にしていること、必要としていること)をみつめ、お互いに満たし合っていくことができる。

イスキアでかかわる人達が、それぞれの大切にしているものを、大切にしていたならば、利用される方はもちろん、スタッフも幸せを感じて仕事をし続けるのではないかと考えたからだ。

そんな私の想いを、ずっと支えてくれていたのがハワイに住むNVCの後藤夫妻、彼らとどうやってこのツールを事業に活かしていくかを何度か話し合っていた。その想いが波紋のように伝わって、NVCを日本に広めはじめた第一人者の献さんが、私たちに貢献したいという想いでイスキアに足を運んでくださった。

NVCの歴史にはじまり、何を根幹にしているかについてお話ししてくださり、スタッフみんなも真剣に話を聴いていた。

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献さんの話す内容を、感じて自分の体感覚で理解を得ていくために、いくつかの小さな練習をして、共感するということについて学んだ。

それぞれの話を聴いて、ただあるがまま受け止め、

「あなたにとって、よろこび が大事だったりしますか?」と言っては、

ニーズカードを渡していくと、自分を理解してもらえている贈り物をいただくようだった。

 

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目の前に並んだ私にとって必要なもの、大切にしているものがみえて、なんだか嬉しい気持ちになる。このカードが、色鮮やかで美しい言葉たちが、花開くようにみえる。

最後には、スタッフの間で自分のニーズが満たされて嬉しかったことを、感謝しあう言葉をかけあって終了した。

感謝すること、そしてそれをお祝いすることの大切さを最後に分かち合い、これを続けていくことを献さんにすすめられた。

お互いにお祝いしあえる場をつくる、はじめの一歩を踏み出せて、幸せな街のイスキアの午後でした。

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