母の日の遺族会・読み聞かせの会を行いました

 母の日には、今年で3回目となる遺族会を行いました。参加してくださった9家族の御遺族の方と、介護で感じていられたこと、その後の生活について語らいあうひと時を過ごしました。

 例年と同じように、禅茶の尚眼先生のご協力を頂き、献茶式を行い、スタッフの握ったおむすびを参加者全員で食べました。 皆さんそれぞれに、祭壇に献花をしていただいたのですが、なぜかひまわりと、かすみ草がたくさん集まり、おひさまが花開いたようでした。

 参加された方からは、気持ちが湧きたち、禅茶のセレモニーで心静まり、明日からの鋭気を養ったとのお言葉をいただきました。

図1

尚眼先生      中央祭壇に献花と献菓子を捧げました

 23日には、最愛のご主人を在宅で看取られた経験と共に、絵本や詩の世界を取り入れながら日々の暮らしを営む立見みちこさんのお話と、みちこさんによる絵本の読み聞かせの会を開催しました。

 優しい声のみちこさんに読んでもらうと、何度も読んでいた絵本でも、胸に言葉がしんみりと伝わり、涙が溢れてくるのを止めることができませんでした。読み聞かせというのは、ただ読むだけでなく、心や魂に響く言葉を届けてくれる不思議な力を感じました。

 絵本「わすれられないおくりもの」や、「くまとやまねこ」から、“死はおわりではない。誰かの心に生き続けるもの”ということを教えてもらいました。人との別れは悲しく、とても寂しいものです。しかしながら、寂しさの中にも、故人と一緒に過ごしたかけがえのない時を、時折想いだして生きていくことで、愛しい故人との絆を感じることができるのだということを再確認しました。

図2

立見 みちこ さん

 街のイスキアでは、嬉しいことも楽しいことも大切にしますが、このような“故人を偲ぶ”喪の作業も生きていくうで大切なこととして、活動を続けていきたいと思います。

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