当ステーションの“イスキア”という名前をくださった佐藤初女さんの “食は命“という志を引継いでいきたいとの想いから不定期ですが開催しています。
今回はちょうど1年ぶりの“おむすびの会”でした。面白いことに参加者全員が看護師との非常に珍しい会となりました。
梅雨らしい静かな雨が降る中皆様にお越し頂きました。
初女さんの活動を語るDVD鑑賞あと、初女さん流の “おむすびの結び方” をレクチャーしながら参加者皆様で、おむすびの結び合いをしました。
笹川保健財団 喜多会長(1段目 左から2番目)
青森県にある“森のイスキア”から頂いた梅干しを入れて、ひとつは自分のために、ひとつはお隣さんのために。
結んだあとは、参加者とスタッフ、スタッフのお子さんみんなで食卓を囲み、季節のおかずとお味噌汁と一緒にいただきました。皆様口々に「味が違う」とおっしゃられるのが印象的でした。
水のようにするすると入っていくおむすびや、じんわり味わい深いおむすび。結び手によって味は変わります。きっと、同じ人が結んでも、その日その時の心の持ちようで味わいは変わっていくのでしょう。
ご飯粒を手に取り、結ぶこと自体が気持ちよかった、という感想もいただきました。その言葉がとても素敵で、この方はおむすびと一緒に何か心の内の大切なものも結ばれていたのではないかと思いました。
季節の野菜を使ったスタッフ手作りのお惣菜
今回スペシャルゲストとして、笹川保健財団の喜多会長がお越し下さり、「地域において、看護師が存在し、活動することは、社会をより良くする影響力を持っている」とお話し下さいました。
その期待と信頼が嬉しく、改めて地域の中でより質の高い看護を追及していきたいと思うに至りました。
これからも街のイスキア訪問ナースステーションは、食を大切にしながら、日々活動して参ります。
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