訪問リハビリというのは、クリニックやデイサービスなどに行かずとしても、家でできるリハビリテーションのことを言います。在宅では、病気や障害があっても、生活を営むということから、トイレをどうするか、お風呂はどのようにして入るのか、玄関の階段の昇り降りはどうしたらよいか・・・・等など専門的なリハビリのセラピストが介入することで、在宅での療養生活の大きな助けとなります。
杖一つでも、その方に合わせた物や用途によって、選び方が違ってきます。家の中を歩く際にも、どこに手摺があるとよいのかを、考えていくのに根拠をもって環境を整えていくことができます。
街のイスキアの唯一のリハビリセラピストである大越は、介護福祉士から学校に再び行ってリハビリセラピストとなり、身体機能についての洞察を深めるために様々な勉強をしています。アロマセラピストでもあり、アロマセラピーで介護の中で活かすアロマテラピーの講師を務めたりするなど、活動の幅が広く、イスキアスタッフにも、体操の仕方やタッチの在り方について伝授してくれています。
そんな大越から、在宅療養の現場では多いパーキンソン病の方へのケアについて学ぶ勉強会を行いました。パーキンソン病の方だけでなく、全ての利用者さんに活かせる内容となりましたが、大きなポイントとしては以下の2点にまとめられます。
・ふれる側(介護する人)の緊張をはずすこと
・ふれられる側(介護される人)の人に緊張を与えないこと
はじめに、介護する私達の緊張のはずし方を学びました。
触れる手の準備体操として、指を一本一本ほぐしていきました。
大越 由貴作業療法士
次に、ゆらゆら体操をしながら呼吸を深めていきました。
傾いて坐っている人の姿勢を直す際に、ついつい介護者は力まかせに押してしまったりします。歩行の介助の際には、引っ張ってしまったりとします。その方自身の力を信頼せずにいることが、かえってその方の力を奪ってしまうという悪循環があります。
それを打ち破るために、まずは私達が緩んでいること、相手の体を操作しないことを、実技を通して学んでいきます。
普段やりがちなパターンから、優しく触れてその人の動きに合わせるようにして介助してみると・・・・
「体が動きやすい!」ということを体験できました。
また、足踏みをする際に、ひざに優しく触れてあげると・・・・
足が嘘のように軽くなり・・・・
介護する人もされる人も自然と笑顔がこぼれていく・・・・そんな場となりました。
すでにタッチをすることで、体内のオキシトシンというホルモンの分泌が促進され、ストレスホルモン値の低下がみられたり、痛みが緩和すると、科学的に証明されています。
介護する人もされる人もできるだけ笑顔でいてほしい・・・・街のイスキアの想いから、私達はタッチケアを大切にしています。
講座終了後も質問の嵐であった大越の行う講座は次回も予定しています。
人数に限りがあります。興味のある方はお早目にお申し込みください。
#街のイスキア #ホリスティック #タッチケア #目黒区 #訪問看護 #イスキア
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11月 17日(木) 18時30分~19時45分
テーマ「呼吸について~呼吸筋のリラクゼーションを学ぶ」
参加費1000円
下記の項目について明記のうえ
メールにてご連絡ください。メールアドレス kango@isukiatokyo.com
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