訪問看護には、必ずお医者さんからの指示をもらわなければ訪問看護に行けない法律に基づいた決まりがあります。
その為、大きな総合病院の医師をはじめ、ご利用者さんの昔から看てもらっているクリニックの医師と連携を図ります。
状態が悪かったり、癌という大きな病気を抱えている方には、自宅に訪問診療をしてくれる医師との連携が不可欠となります。なぜなら、状態が悪い方は、毎日様子が変わっていくので、すぐに相談ができたり、お互いが夜中にも駆け付けられるような体制にしなければ、対応が十分できないからです。
今回、街の内科外科クリニックの先生達と連携し、在宅で大好きな家族と過ごしたい方のお手伝いをさせてもらいました。そのケースを医師、看護師、事務の方を含めて振り返る時間を持ちました。
在宅では、病院とは違って先生達とお会いする機会がなく、ファックスや電話での相談や、往診の時に少しだけ時間がかぶる・・・くらいでしかなく、なかなか顔のみえる関係作りが難しいものです。
どのような方針にしていくのかは、その限られた時間の中で話をしていかなくてはなりません。しかし、専門職としてお互いにやるべきことをしっかりとやることで、信頼関係を築いていけるのだな・・・・そんなことを日々感じております。街の先生達は、きめ細やかな症状緩和を心がけてくださり、ご家族に言われた言葉は
「在宅で、ここまでできるとは思っていなかった」
そうなんです。
地域にもプロフェッショナルな、専門性高い医師や看護師がいるのです。体の苦痛を緩和するために、できうる限りのことをして、それ以外の力・・・・それは家庭の温もりや、家の環境、家族のつながりなどから、より良い時間を過ごすことができます。
ひとつひとつのケースから、多くの学びを得て、それがチームの力になり、また明日への現場の力となっていきます。本当にこういった時間がやはり大切だなと感じました。カンファレンス後には、交流会を・・・・
街のイスキアでは、誰かがいらっしゃる時には、いつも美味しいものが・・・・・
先生達は、ラグビーをされていたこともあり、私は「先生は今でも走っているんですか?」と尋ねると
『夢に向かって走ってます』
とさわやかに応えてくださいました。
ダブル街の街のでのチームは最強です!お互い春にスタートを切ったばかりで、まだまだこれからが本番です。
今後も街のイスキア・街の内科外科クリニック共々よろしくお願いいたします!
街のイスキア訪問ナースステーション
所長 石川 麗子
♯目黒区訪問看護
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