朝、看板をお迎えに祐天寺にいくと、心をこめて書いてくださった看板がそこにしっかりとありました。
初女さんのお別れをしにいった弘前で、「そうだ!看板を持ってかえろう」と決めて、青森県のヒバを選んで、材木やさんにお願いをしました。初女さんがそうであったようにしっかりとした字でイスキアの看板を掲げていたので、私もそうしたかったのです。
ヒバの木の香りと温もりのある看板板が届いた時、字を書いてもらう人を心に決めていました。
しかしながら、お目当てのその人には断られたため、考えあぐねた結果、祐天寺でお世話になっている上人様にお願いをすることになりました。上人様は、自分ではなく書の心得のある宮城県から週に一度来ておられる神尾僧侶を紹介してくださり、何とか引き受けてくださりこの看板に命を吹き込んでくれました。
ご先祖様の眠る祐天寺の近くの事業をするうえで、大切な看板に祐天寺の脈絡をつないでいただけて、帰り道でなんだか胸がいっぱいになり、涙が溢れてきました。仕事をする度に見守ってくれる看板は、私達の初心を忘れないようにしてくれる気がしました。
上人様に「絶対あなたのされることは、求められていることですし、ご先祖様も応援してくれていますよ。影ながら応援しています」そう言ってくださり、またその言葉に励まされました。
ありがとうございます!本当に一つ一つのことに心をこめてやっていきたいです。
所長 石川 麗子
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