第1回 介護職・医療従事者向けの勉強会を終了しました

6月 23日(木)に街のイスキア訪問ナースステーションの勉強会第1回目が無事に終了しました。
緩和ケアに従事して足掛け10年の経験を持つ石川より、緩和ケア病棟と一般病棟の違いについての話にはじまり、緩和ケア病棟の施設数の推移、病棟でのケアの内容等の講義をさせてもらいました。がん患者の増加や、保険点数料が高くひきあげに伴い、増加していく緩和ケア病棟は、増床傾向にあります。従来終の棲家的な位置づけであった緩和ケア病棟も、できうる限り症状緩和を行い在宅に戻すという流れへと変わってきました。(緩和ケア病棟施設数:356施設/7,184床 2015年11月現在)

ひまわり

この為、切れ目なく在宅で症状緩和ができることが求められていることを、参加者の皆さんと共有できたのではないかと感じました。
在宅診療をされているえびす英クリニックの松尾医師をはじめ、ケアマネージャーさん、病院勤務のナース、訪問入浴のナース、オーラソーマのできるナースが参加してくださり、それぞれに感じることがあったようです。

講義終了後の分かち合いの場では、ケアマネさんから、
「在宅には力があるんですよ!今まで歩いていなかった人が、家に帰ったらしゃんしゃん歩いたりしていて・・・・病院の方は、帰れないといわずに、家に送り返していただければいいのに」とのお話がありました。まったくその通りです。図1

緩和ケアは、身体的苦痛・精神的苦痛・社会的苦痛・スピリチュアルな痛みに対して、包括的なケアを行います。これらは在宅ケアでも欠かせないものであり、在宅療養を支える方々にとっては、当たり前のようにケアをしているかもしれません。在宅の「おうちの力・家族の力」を利用しながら、緩和ケアを在宅で専門性を活かしながらできたら、その人の生きる力を最大限に支えられるのではないかと、また改めて思った次第です。

#緩和ケア #在宅ケア #勉強会 #訪問看護 #目黒区

街のイスキア訪問ナースステーション 所長 石川 麗子

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