母の日は、亡き母親を尊び敬う活動をはじめた一人のアメリカ人女性アンナにより、世界中に広まりました。母の日が産まれてから100年以上が経つといいます。
世界中で、母親へ想いを馳せるというこの日は、街のイスキアのご利用者さまやご家族にとっても、特別な日になるであろうと考え、去年より母の日に献茶式・遺族会を行うようにいたしました。
ご家族を亡くされた同じ境遇の中にいられる方々と集い、気持ちを分かちあいました。小さな祭壇の上には、故人の好きなお花やお菓子、お子さんの絵が飾られました。
大切な人を失った時の悲しみや喪失感は、その人にしか分かりません。私達は、ただ話を伺うことしかできません。そして、泣くのを我慢していた人に、「我慢しないで泣いていいんだよ」と声をかけ、その場を創ることではないかと思っています。何年経っても寂しいし、故人に会いたいと想う気持ちは変わらずにあることが自然だと思います。
この日も一人の涙から、みんなに伝わってみんなで一緒に涙しました。素直に話して涙した後には、一緒におむすびを食べ、美味しいお茶を頂きました。
今年も禅茶の先生をはじめ、おむすびや味噌汁の準備をしてくれたスタッフのおかげで、無事に会を終えることができました。小さな活動ですが、今後も続けていきたいと思います。
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