第三回 おむすびの会を行いました
雨の日のお休みの日、みんなでおむすびを結びました。ひとつは、自分のために。ひとつは、お隣りさんのために。不思議なもので、今回もやはりふたつのおむすびの味が違うとおっしゃられていました。結ぶ人によって味わいが異なる。その人の存在感が味に出るのでしょうか。
「久しぶりに、ゆっくりと味わってごはんを食べました」
「母のことを思い出しました」
テレビをつけながらではなく、スマホを片手で操作しながらではなく。今、目の前にあるごはんに感謝をして食べる。お米のひと粒ひと粒が、こんなに味わい深く、美味しいものだったのかと、驚いたりもします。ちゃんと味わえる自分がいることに気づきます。
見て、感じて、丁寧に味わう。それは、自分に敬意を払う行為だと思います。自分に敬意を払うことができれば、今よりもっと周りの人を尊敬できるようになるでしょう。いたわり合える関係性の一助になってくれるでしょう。
「人としてのあたたかな時間」とおっしゃられた方がいらっしゃいました。ご飯を食べるということは、ただカロリー摂取をするのではない。もっといろいろな豊かなものをいただいているのだと、改めて感じることが出来ました。
当日は、梅雨らしい雨模様でしたが、ご飯を食べた皆様は和気あいあいと、晴れやかで、足取りも軽いご様子でした。スタッフも滋味深い時間をご一緒し、元気をいただきました。
これからも街のイスキアでは、食を大切にした活動を続けていきます。
文責:小坂
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